「イヤイヤ期は2歳がピークで、あとは落ち着く」と思っていた
上の子が2歳のとき、スーパーの床に寝転んで泣き叫ばれたことが何度もあった。あのころは「イヤイヤ期の壁」という言葉をよく見かけ、「今がピークで、3歳を過ぎれば落ち着く」と信じて耐えていた。実際、3歳の誕生日を過ぎたころには、あの床に寝転ぶタイプの癇癪はかなり減った。だから正直、油断していた。
ところが4歳になっても、5歳が近づいても、癇癪そのものはなくならなかった。形が変わっただけだった。床に寝転ぶことはなくなったが、代わりに「着替えない」「靴を履かない」「もう幼稚園行かない」と何十分も動かなくなる、という新しいパターンの癇癪が増えた。しかも朝の忙しい時間帯に集中して起きるようになり、正直2歳のころより対応が難しいと感じる場面すら増えた。
ネットで「イヤイヤ期 いつまで」と検索すると、「2歳〜3歳がピーク」という情報が大半を占める。しかし実際には、3〜6歳の未就学児期にも、形を変えた自己主張・癇癪は続くことが多いというのが、複数の育児中の友人や保健師との会話を通じて見えてきた実感だった。この記事では、「なぜ3〜6歳でも続くのか」という仕組みの部分と、実際に我が家で生活リズムを立て直すために試したことを、失敗も含めて詳しく書いていきたい。
なぜ3〜6歳でも癇癪が終わらないのか、発達の視点から見えてきたこと
保健師に相談したときに教えてもらって印象に残っているのが、「癇癪がなくなる」のではなく「癇癪の表現の仕方が発達とともに変わっていく」という考え方だった。単純に「イヤイヤ期が終わる・終わらない」という二択で捉えるのではなく、子どもの発達段階に応じて、癇癪の引き金や表れ方が変化していくものだと理解すると、対応の仕方も変わってくる。
実際、同じ幼稚園の保護者何人かに聞いてみても、「うちも5歳になった今でも、着替えや片付けを巡って毎朝ひと悶着ある」という声は珍しくなかった。癇癪の頻度や強さには子どもによって大きな差があり、一律に「◯歳までに落ち着くもの」と決めつけられるものではない、というのが複数の親の話を聞いて見えてきた実感だった。
感情のブレーキ役、前頭前野はまだ育っている途中
脳の中で感情をコントロールする役割を担うとされる前頭前野は、幼児期を通してゆっくり発達していく部位で、6歳前後の時点でもまだ発達の途中にあると一般的に説明されている。つまり3〜6歳の子どもは、2歳のころに比べて言葉で気持ちを説明する力は伸びているものの、湧き上がった感情そのものを抑え込む力はまだ十分に育っていない、というアンバランスな状態にある。
この視点を知ってから、「もう5歳なのにどうしてこんなに癇癪を起こすのか」という苛立ちが少し和らいだ。言葉が達者になった分、大人はつい「ちゃんと言えばわかるはず」と期待してしまうが、実際には感情を抑える脳の機能の発達がまだ追いついていない、というギャップが癇癪という形で表に出ているだけなのだと考えるようになった。
環境の変化そのものがストレス源になる
3〜6歳という時期は、幼稚園・保育園への入園、クラス替え、きょうだいの誕生など、生活環境が大きく変わるタイミングが集中しやすい。我が家の場合も、下の子が生まれたタイミングと、上の子が幼稚園の年中クラスに上がったタイミングが重なり、癇癪の頻度が一時的に大きく増えたと感じている。
環境の変化に対して、子ども自身は「何が起きているのか」を大人ほど言語化できないまま、漠然とした不安やストレスを抱えていることが多い。その行き場のない感情が、些細なきっかけ(靴下の履き心地、おかずの並び方など)をトリガーにして癇癪という形で噴き出す、というのが実感としてしっくりきた説明だった。
睡眠不足が拍車をかけるメカニズム
もう一つ、保健師との面談で強調されたのが睡眠の影響だった。未就学児は、大人が想像する以上に多くの睡眠時間を必要としており、睡眠が不足すると感情のコントロールが一段と難しくなる傾向があるとされている。実際、我が家で癇癪がひどかった時期を振り返ると、幼稚園行事や下の子の夜泣きの影響で、上の子の就寝時間が普段より30分〜1時間遅くなっていた日が重なっていたことに気づいた。
「今日は癇癪がひどいな」と感じた日の前日の就寝時刻を記録してみたところ、体感としてではあるが、就寝が遅くなった翌日ほど朝のぐずりが強く出る傾向があった。もちろん個人差はあるが、この気づきが、後述する生活リズムの立て直しに取り組む大きなきっかけになった。
生活リズムを立て直すために試した5つのこと
仕組みが分かったところで、実際に何を変えたのかを具体的に書いていく。どれも特別な育児メソッドというより、地味で当たり前に思えることばかりだが、積み重ねることで確実に変化を感じられた。
起床時間を固定する
まず取り組んだのが、平日・休日を問わず起床時間をできるだけ固定することだった。それまでは休日だけ1時間近く遅く起きる生活をしていたが、これが平日の朝の目覚めの悪さ・機嫌の悪さにつながっていたのではないかと考え、休日も平日と30分以内の差に収めるようにした。
効果を実感するまでに2週間ほどかかったが、次第に朝起こしても不機嫌にぐずる時間が短くなっていった。体内時計が整うまでにはある程度の期間が必要で、数日試して効果がないと諦めてしまうと、変化を感じる前にやめてしまうことになりかねない。
朝の身支度の「選択肢」を減らす
朝の癇癪の多くが「着替え」をめぐるものだったため、前の晩に翌日着る服を子ども自身に選ばせておく、という方法を取り入れた。選択肢を2〜3着に絞ったうえで本人に選ばせることで、朝になって「これは嫌」と言い出す頻度が明らかに減った。
ポイントは「大人が決めた服を着せる」のでも「無制限に自由に選ばせる」のでもなく、あらかじめ許容できる範囲の選択肢の中から本人に選ばせる、という折衷案だった。これにより、本人の「自分で決めた」という納得感を確保しつつ、朝の身支度の時間そのものを短縮できた。
昼寝を卒業するタイミングの見極め方
4歳を過ぎたころ、幼稚園の預かり保育の時間に昼寝をしてしまい、夜の寝つきが悪くなるという悪循環が起きていた時期があった。「もう昼寝は必要ないはず」と決めつけて無理にやめさせようとしたが、逆に夕方以降の機嫌が極端に悪くなり、失敗した経験がある。
試行錯誤の末にたどり着いたのは、昼寝を完全にやめるのではなく、時間を区切る方法だった。長くても30分程度で切り上げるようにし、寝かせすぎないことを意識した。子どもによって必要な睡眠量には差があるため、一律に「もう昼寝は卒業すべき」と決めつけず、その子の様子を見ながら少しずつ時間を調整していく姿勢が結果的にうまくいった。
夕方のぐずりに備えた「予告」の習慣
夕方、お迎えから夕食までの時間帯は、空腹と疲労が重なり、我が家では一日のうちで最も癇癪が起きやすい時間帯だった。ここで効果を感じたのが「次に何が起きるかを事前に予告する」という習慣だ。「あと5分でおもちゃを片付けようね」「お風呂の後にごはんだよ」というように、行動が切り替わる前に見通しを伝えるようにした。
予告なしに突然「片付けて」「お風呂に入るよ」と言われると、本人にとっては「今やっていたことを一方的に中断された」という感覚が強く、それが癇癪の引き金になっていたようだ。予告を挟むだけで、切り替えにかかる抵抗が目に見えて減ったのは、正直予想以上の効果だった。
就寝前のルーティンを儀式化する
最後に取り組んだのが、就寝前の流れを毎日同じ順番に固定することだった。お風呂→歯磨き→絵本1冊→電気を消す、という順番を崩さないようにし、絵本を読む場所や照明の落とし方まで、できるだけ同じパターンを繰り返すようにした。
このルーティンを続けるうちに、「絵本が始まると眠る時間が近い」ということを本人が体で覚えていったようで、寝る前の「まだ寝たくない」という抵抗が少しずつ弱まっていった。特別なことをしたわけではなく、変化を減らし、先の見通しを立てやすくしただけだが、これが一番効果を感じた取り組みだったかもしれない。
見落としていた、食事とスクリーンタイムの影響
食事のタイミングを固定する意外な効果
起床・就寝の時間ばかりに意識が向いていたが、後になって効果を感じたのが「食事の時間をできるだけ毎日同じ時間帯に固定する」という工夫だった。それまでは幼稚園から帰る時間や外出の予定によって、夕食の時間が17時半のこともあれば19時近くになることもあり、大きくばらついていた。
夕食の時間が遅くなった日ほど、待ちきれない空腹から機嫌が悪くなり、些細なことで癇癪につながりやすいことに気づいてからは、遅くとも18時までには夕食を始められるよう、外出の予定や帰宅後の段取りを見直した。小腹が空いて機嫌が悪くなりそうな時間帯には、あらかじめ小さなおにぎりやフルーツを「補食」として用意しておくことも、癇癪の予防に役立った。
夕方のスクリーンタイムが夜の寝つきに与えていた影響
もう一つ見直したのが、夕方から夜にかけてのテレビやタブレットの使用時間だった。夕食までの待ち時間にテレビを見せることが習慣になっていたが、番組が終わった瞬間に「まだ見たい」と大きな癇癪になることが多く、しかもその日の夜はなかなか寝つかない、という傾向があるように感じていた。
そこで、夕食前後のスクリーンタイムを控え、代わりに絵本や簡単なブロック遊びなど、区切りをつけやすい遊びに置き換えるようにした。テレビをやめさせること自体への抵抗はあったものの、事前に「今日はごはんの前に1本だけ見て、そのあとはブロックで遊ぼうね」と見通しを伝えておくことで、以前よりも切り替えの際の癇癪が穏やかになったと感じている。因果関係を厳密に検証したわけではないが、体感として就寝までの時間帯の過ごし方が、寝つきの良し悪しに影響しているという実感は強く持っている。
参考までに、生活リズムを見直す前後で、平日の一日の流れがどう変わったかを簡単に比較してみる。
- 見直し前:起床6:30〜7:30(日によってばらつき)/朝食は身支度の合間に済ませる/夕食17:30〜19:00(外出予定次第)/就寝は21:00〜22:00でばらつきが大きい
- 見直し後:起床7:00で固定/朝食前に着替えを済ませる導線に変更/夕食は遅くとも18:00までに開始/お風呂→歯磨き→絵本→消灯を20:00〜20:30に固定
表にするとささやかな違いに見えるかもしれないが、「時間帯がばらつく」こと自体が子どもにとって見通しの立てにくさにつながっていたのだと、比較して初めて実感した。
リズムを変えても崩れた日、正直にどう乗り切ったか
ここまで書くと順調に改善したように見えるかもしれないが、実際にはうまくいかない日の方が多かった。特に幼稚園行事や旅行、下の子の体調不良などで生活リズムそのものが崩れる日は避けられず、そういう日は決まって癇癪がひどくなった。
具体的なエピソードを一つ挙げると、幼稚園の運動会前日、練習疲れと興奮とで普段より寝つきが悪く、翌朝はいつもの倍近く着替えに時間がかかったことがあった。当日の朝は「もう遅刻する」という焦りから、つい強い口調で急かしてしまい、家を出る直前に大泣きされてしまった。
この日を振り返って学んだのは、「特別な予定がある日ほど、前日から通常より早めに就寝させる」という予防策の大切さだった。当日になってからの対応でリカバリーしようとするのではなく、行事や外出の予定が事前に分かっている場合は、その前日の生活リズムから調整しておく方が、結果的に当日の癇癪を減らせると感じている。
そうした日にたどり着いた結論は、「その日のうちに立て直そうとしない」ということだった。リズムが一度崩れると、その日のうちに元に戻そうと躍起になるほど、大人も子どもも余計にストレスがたまり、悪循環になりやすいと感じた。崩れた日は「今日は仕方ない」と割り切り、翌日から普段のリズムに戻すことだけを意識する方が、結果的に早く立て直せた。
また、癇癪が起きている最中に「なぜそんなに怒っているのか」を論理的に説明させようとするのも逆効果だった。感情が高ぶっている最中は、まず落ち着くことを優先し、理由を聞くのは本人が落ち着いてからにする、という順番を意識的に守るようにしてから、親子ともに消耗する時間が減ったように思う。
下の子の誕生が生活リズムに与えた影響
下の子が生まれた直後の数か月は、上の子の生活リズムが最も崩れた時期だった。授乳や夜泣きの対応で、親である自分自身の生活リズムがまず乱れ、その影響で上の子の起床・就寝の時間管理にも手が回らなくなっていたことが、今振り返るとよく分かる。
この時期に効果を感じたのは、「上の子だけの時間」を短時間でも意識的に確保することだった。下の子が寝ている10〜15分の間だけでも、上の子と二人きりで絵本を読む、といった時間を作るようにしたところ、赤ちゃん返りのような行動や、下の子に対する乱暴な態度が少しずつ落ち着いていった。生活リズムの乱れの背景に、赤ちゃん返りに伴う情緒の不安定さが重なっていたケースも多かったのだと、後になって気づいた。
外出先で癇癪が起きたときの対応も変えてみた
予告と「小さな役割」を与える
スーパーでの買い物中に癇癪が起きやすかった時期、試してみて効果を感じたのが「出発前に今日の買い物の見通しを伝える」ことと、「本人に小さな役割を与える」ことだった。「今日は牛乳と卵とパンだけ買うよ」とあらかじめ買うものを具体的に伝え、さらに「牛乳をカゴに入れる係をお願いね」というように、本人が主体的に関われる役割を用意した。
見通しが持てないまま長時間連れ回されることが、癇癪の大きな引き金になっていたのだと、対応を変えてから気づいた。役割を与えられたことで「お手伝いをしている」という意識が生まれ、退屈からくるぐずりが以前より減ったように感じている。
「その場をやり過ごす」から「そもそも起きにくい状況を作る」への発想転換
以前は、癇癪が起きてしまってから「どうその場を収めるか」ばかりを考えていた。しかし発想を変えて、「そもそも癇癪が起きにくいタイミング・状況で外出を計画する」ことを意識するようになってから、外出先でのトラブル自体が減っていった。
具体的には、空腹や眠気が出やすい時間帯(お昼寝明け直後や夕方の疲れが出る時間)を避けて買い物の予定を組む、長時間の外出の場合は途中で必ず休憩を挟む、といった工夫だ。癇癪が起きてからの対処法を磨くことも大切だが、それ以上に「癇癪が起きにくい条件をあらかじめ整えておく」という予防的な視点の方が、結果的に親子ともに消耗が少なかったと感じている。
幼稚園入園を見据えて意識した微調整
下の子がこれから幼稚園の入園を控えているが、上の子の経験を踏まえて、入園前からできる準備をいくつか意識している。1つは、入園の1〜2か月前から、実際の登園時間に合わせて起床時間を前倒ししておくことだ。入園当日からいきなり早起きを求めると、本人にとっても負担が大きいと感じたためだ。
もう1つは、園生活の見通しを事前に伝えておくことだ。「幼稚園に行ったらお友達と遊べるよ」といった良い面だけでなく、「最初は泣いちゃう子もいるけど、それは普通のことだよ」という、うまくいかない場合の見通しも伝えるようにしている。うまくいかないことも含めて事前に伝えておくことで、実際に泣いてしまったときの本人の自己否定感が和らぐのではないかと考えている。
さらに、入園説明会で「慣らし保育の期間中は、できるだけお迎えの時間を一定にしてあげてください」と園から助言されたことも印象に残っている。新しい環境に慣れるまでの期間こそ、家庭での生活リズムを普段以上に安定させることが、本人の情緒の安定につながるのだと、専門家である園の先生の言葉から改めて実感した。
保健師・かかりつけ医に相談して初めて分かったこと
癇癪の頻度や強さに不安を感じたとき、自治体の保健師の育児相談やかかりつけの小児科医に相談したことも、振り返ると大きな助けになった。相談して分かったのは、「癇癪の頻度や激しさには子どもによって大きな個人差があり、一律の基準で『多すぎる・少なすぎる』を判断するのは難しい」ということだった。
その一方で、癇癪の際に自分や周囲を傷つける行動が続く場合や、生活リズムを整えても改善が見られず本人や家族の生活に大きな支障が出ている場合は、一人で抱え込まず専門家に相談する価値があるとも助言された。この記事で紹介した内容はあくまで一つの家庭の体験であり、気になる症状や強い不安がある場合は、自己判断せずに専門家に相談することをおすすめしたい。
相談の場では、癇癪の頻度・きっかけ・持続時間などを事前にメモしておくと、話がスムーズに進むと感じた。「最近よく癇癪を起こす」という漠然とした相談より、「平日の朝、着替えの場面で週に4〜5回、10分前後続くことが多い」というように具体的に伝えられると、保健師や医師からもより的確なアドバイスをもらいやすかった。育児日記やスマートフォンのメモに、癇癪が起きた時間帯と直前の出来事を簡単に記録しておく習慣は、相談の準備としてだけでなく、自分自身がパターンに気づくきっかけにもなった。
今振り返って、もっと早く知っておきたかったこと
一連の試行錯誤を振り返って、当時の自分に伝えるとしたら、と考えてみた点を整理する。
- 「イヤイヤ期は2歳がピーク」という情報を鵜呑みにしすぎない:形を変えて3〜6歳でも続くことは珍しくないと知っていれば、もっと早く生活リズムの見直しに取り組めたはずだ
- 効果が出るまでに時間がかかることを前提にする:数日試して結果が出ないからといってやめてしまうと、変化を感じる前に諦めることになりやすい
- 崩れた日を「失敗」と捉えない:リズムが崩れる日は避けられないものと割り切り、翌日からのリカバリーを意識する方が、長期的にはうまくいった
- 一人で抱え込まず、早めに専門家に相談する:保健師や小児科医との会話の中で、自分では気づけなかった視点をもらえることが多かった
- 「対処法」より先に「予防」を考える:癇癪が起きてからどう収めるかというテクニックを探すより、そもそも癇癪が起きにくい時間帯・状況を整えることの方が、長い目で見ると負担が小さかった
- きょうだいがいる場合は、上の子だけの時間を意識的に確保する:短時間でも「自分だけを見てもらえる時間」があるかどうかで、情緒の安定度が変わると感じた
まとめ
3〜6歳の未就学児期に続く癇癪は、「イヤイヤ期が終わっていない」というより、発達段階に応じて表れ方が変化しているだけ、という視点を持てたことが、我が家にとって大きな転換点になった。起床時間の固定、選択肢を絞った身支度、昼寝時間の調整、食事とスクリーンタイムの見直し、予告の習慣、就寝前のルーティン化という地味な積み重ねが、時間はかかったものの確実に日々の癇癪を減らす助けになったと感じている。
うまくいかない日があっても、その日のうちに完璧に立て直そうとせず、翌日からのリズムを大切にする姿勢が、結果的に親子ともに一番楽だったというのが、今の実感だ。生活リズムを整えることは、癇癪を魔法のようにゼロにする方法ではないが、癇癪が起きる頻度や激しさを、無理のない範囲で少しずつ穏やかにしていくための、地道だが効果を感じやすい方法だったと振り返っている。同じように「もう2歳じゃないのに、なぜまだ癇癪が続くのか」と悩んでいる方にとって、この記事が少しでも気持ちを軽くするきっかけになれば嬉しい。

